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▼しまね映画塾に関する論文

「地域社会に宿る共育力-何も教えないことから始まる-」
出典(『地域共生研究』第5号
(2017))

​著者

辰己佳寿子,木佐方徳

​しまね映画塾とは?

 映画館の少ない島根県で、公共ホール等を会場に県内各地に映画を届ける「しまね映画祭」が、映画の製作体験を通してもっと映画を知ってもらうことを目的に2003年から2022年に開催したワークショップです。


 映画監督・錦織良成塾長のもと、脚本作りや実際に撮影合宿で短編映画を撮影し、編集、上映までを行う充実した内容で、これまでに県内20ヵ所(頓原町・平田市・木次町・安来市・大社町・美保関町・大田市波根町・津和野町・安来市・大田市三瓶町・益田市・松江市宍道町・邑南町・雲南市・石見銀山,仁摩,温泉津・浜田市・隠岐の島町・松江市・玉湯町※開催順)で開催し、202本の作品が生まれました。

 撮影合宿では、社会人・学生・主婦・お年寄り・子供たちなど、キャリアも年齢もバラバラの見知らぬ他人同士がチームを組み、10本前後のオリジナル作品を撮影していきます。参加する塾生や地元ボランティアは100名を超え、コメディーや時代劇、SF、その土地の民話をモチーフにしたファンタジーや、地元実在の人物を題材にした感動ドラマなど、バラエティー豊かな作品が次々と生まれています。島根の美しい風景や、地元の協力で実現する民家、名所、旧跡など素晴らしいロケーションでの撮影も作品に深みを与え、映画の面白さと地域の魅力を発信し続けています。

塾長プロフィール

錦織 良成 (にしこおり よしなり)

映画監督・脚本家

1962年島根県出雲市出身。1996年劇場映画『BUGS』(高橋かおり主演)で映画監督デビュー。1999年『守ってあげたい!』を脚本、監督。一躍注目を集める。2002年、故郷を舞台にした劇場映画『白い船』を脚本、監督。全国公開されその 年のミニシアター邦画作品部門の全国興行成績第1位を記録。その後、2003年にはデジタルシネマ『ハートオブザシー』、 2005年には中米ハイチを舞台にした『ミラクルバナナ』、2008年には島根県雲南市を舞台にした『うん、何?』(ホノルル 国際映画祭優秀映画栄誉賞受賞/フランス最大の日本映画祭KINOTAYO映画祭正式招待作品)と、丁寧な作品創りを進 めている。2010年『RAILWAYS(レイルウエイズ)-49歳で電車の運転士になった男の物語』(主演:中井貴一)が全国一斉ロードショー(配給:松竹/KINOTAYO映画祭2010最高賞 Soleil dʼor KINOTAYO受賞)。 2011年『わさお』(主演/薬師丸ひろ子・わさお【秋田犬】)。隠岐の古典相撲を材にとった『渾身』は2013年1月全国公開さ れ「第36回モントリオール世界映画祭」「第25回東京国際映画祭」に正式招待作品として上映され高評価を得た。2016 年、EXILE HIRO氏がエグゼクティブプロデューサーをつとめた最新作映画時代劇「たたら侍」脚本・監督。 同作で北米最大の映画祭、第40回モントリオール世界映画祭2016ワールドコンペティション部門最優秀芸術賞を受賞。 2017年5月20日全国一斉公開。日本の心を映画に、との強い思 いで、時代に流されない独自の企画で撮り続ける数少ない映画監督の一人。何気ない日常をとらえる描写力と柔らかな映像センスに定評がある。

2019年5月『僕に、会いたかった』(主演:TAKAHIRO、松坂慶子)、最新作『高津川』全国公開。

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